うつ病の基本知識、症状、原因

「うつ病」の基礎知識を身につけよう

基礎知識を身につけよう うつ病 は現在、日本人の10人に1人が生涯のうちに1度はかかるといわれるほどメジャーな病気です。誰しも気分の落ち込みは日常の中で経験するものですが、それが長く続く場合はうつ病の可能性があります。

しかもうつ病は放置すればするほど、他の病気につながるリスクも高まります。早期に治療開始するためにも、うつ病について普段から知識を身につけておきましょう。

  • うつ病ってどんな病気?

    うつ病ってどんな病気?

    うつ病とは、おもに抑うつ感や気分の落ち込みが長く続く「大うつ病性障害」のことを指します。一般的には2週間以上にわたって毎日、症状が続く場合です。 また精神面のみならず、不眠や食欲の低下、肩こりといった身体症状を訴える患者さんも多く見られます。

    誰しも生きている上では、さまざまな出来事によって気分が沈むことはあるものです。これを「うつ状態」といい、この時点ではうつ病という病名はつけられません。しかし回復する兆しがなく、受診した結果、医師によってうつ病と診断されて初めて病気として扱われることになります。

    ただしうつ病の定義は意外と曖昧な上、診断も問診が主流ですので、その基準も医師によって異なるのが現状です。さらに最近では、特定の状況下において症状が出る「新型うつ」も登場しており、ますますうつ病の幅が広がっています。

    それでも目安としては、2週間以上気分の落ち込みが続き、それに伴う身体症状も見られる場合はうつ病が疑われますので、早めに受診するのが望ましいでしょう。

  • 日本人に急増するうつ病

    日本人に急増するうつ病

    うつ病の患者数は、まだ受診していない患者さんもいるため正確な統計を出すのは難しいものの、世界では約3億5000万人、日本では約100万人いるといわれています。 日本では、生涯のうちに7人~15人に1人がうつ病にかかるとのデータもあり、非常に身近な精神疾患だといえます。

    男女比でいえば、女性のほうが男性より2倍うつ病になりやすいとされていますが、これは閉経や生理前のPMSといったホルモンバランスの変化や、子どもの自立による喪失感、また平均寿命が長いことから配偶者との死別などを多く経験するからだと考えられています。さらに女性のほうが比較的、受診率が高いことも関係しているようです。

    ただし近年では男性にもうつ病患者が非常に増えています。特に中高年男性は、受診率の低さや社会的な疎外感なども手伝って、自殺という最悪の結果につながりやすいのも確かです。

    さらに子どもにもうつ病が増えており、いじめによる自殺にもうつ病が関連している可能性があると考えられています。