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うつ病身体症状

うつ病には精神症状だけではなく、身体症状が現れることも多いものです。中には、精神症状が出る前から体の不調を訴える患者さんもいるため、うつ病の判断がつきにくいケースもあります。

不眠や食欲低下、めまいやEDなど

うつ病身体症状 うつ病の身体症状の中でも、もっとも多いのが睡眠障害です。うつ病患者さんの約8割に不眠、そして約1割に過眠が見られるといわれるほどポピュラーな症状だといえます。

寝つきが悪くなり、睡眠薬なしでは眠れない患者さんも少なくありません。また眠れても途中で目が覚めてしまう「中途覚醒」や、朝早くに目が覚めてしまう「早朝覚醒」といった症状が多く見られます。
逆に過眠になると、朝になっても起きられずいつまでも眠っていられるようになります。

他にも食欲の低下による体重減少、もしくは逆に過食による体重増加などもよく見られる身体症状です。さらに激しい頭痛や腰痛などの全身の痛みや、胃潰瘍や便秘、頻尿やめまいなども挙げられます。
特にめまいが主症状のメニエール病は、うつ病との関連性が深く、うつ病の合併症として現れる場合もあります。

また男女とも性欲が低下しますし、女性なら生理不順、男性ならEDもよく見られる身体症状の1つです。EDはうつ病になって神経の伝達がうまくいかなくなったほかに、男性ホルモンのテストステロンの分泌低下も原因となり得ます。

うつ病とEDとの関係についての詳細についてもっと知りたい人はコチラ
https://www.hama1-cl.jp/ed_dictionary/depression_ed/

精神症状があまり出ない「仮面うつ病」を見逃さないで

このようにうつ病にはさまざまな身体症状が考えられるのですが、中には気分の落ち込みや意欲の低下といった精神症状よりも、身体症状のほうが強く出る患者さんもいます。これを「仮面うつ病」といい、本人ですらうつ病の自覚がしにくいのが特徴です。

仮面うつ病の場合、根本原因が精神疾患にありますから、色々な検査をしても原因を特定できない場合が多いものです。しかし抗うつ薬などのうつ病の治療をおこなうことで軽快する人も多いため、原因不明の体の不調が続く場合は、仮面うつ病を疑ってみましょう。

仮面うつ病は、比較的軽度のうつであることが多いため、精神症状が重症化しないうちに適切な治療を受ければ早めに完治できる可能性もあります。

また中高年の男性で、抑うつ症状とED症状がどちらも出ている場合は、男性更年期障害も同時に疑いましょう。これはテストステロンの分泌低下が原因ですので、ホルモン補充療法をおこなうことで軽快する場合もあります。