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うつ病に苦しんだ有名人

うつ病は10人に1人がかかるといわれるほど、国民の間で浸透している病気です。そのため、芸能人や文化人などの有名人も例外ではありません。著名人がうつ病を告白すると大々的に取り上げられますので、その事実を知っている人もたくさんいるでしょう。

うつ病は誰にでも起こりえる心の疾患ですので、関心を持つことは大事です。自分がいつその状況に直面してもおかしくないことを認識し、備えるために、有名人の例を紹介して克服の道を探ります。

武田鉄矢さんの場合

武田鉄矢 「金八先生」で有名な武田鉄矢さんも、うつ病の体験を告白しています。1991年に主演を務めた「101回目のプロポーズ」あたりから、うつ病と診断され、以来20年にわたって闘病生活を続けてこられたそうです。

当然、その間もドラマや映画の収録などをこなされていますので、闘病生活の傍ら俳優業を続けてこられたのでしょう。しかもその間、うつ病であることは仕事仲間や同居する家族にさえも秘密にし、孤独に闘い続けたそうです。

1人で病を抱え込んで、苛酷な俳優業をこなし続けたことが、20年という長期の闘病生活を余儀なくしたのかもしれません。しかし、結果として病を克服し、現在も第一線でご活躍されている姿を見ると、やはり芸能人にもなる人は強いと感嘆させられます。

長島一茂さんの場合

プロ野球ファンのみならず、広く日本人に愛されてきた国民的大スター・長島茂雄さんを父に持つ一茂さんは、常に父と比較される境遇に悩まされ続けました。プロ野球の世界に飛び込むものの、目立った成績は上げられず、それでも大スターの息子ということで些細なことでもマスコミに大きく取り上げられるという日々。そのプレッシャーは想像を絶するものであったでしょう。

そんな生活に母の死という不幸も重なり、パニック障害とうつ病を併発。自殺を考えるほど追い込まれたといいます。

十年にも及ぶ闘病生活を続けた結果、パニック障害もうつ病も克服され、今でもテレビでご活躍されています。治療法は主に食事の改善など、生活習慣を改める地道な方法で取り組んでこられたそうです。

重い病にかかっても、あきらめず地道に続ければ、克服できることを証明してくれました。一茂さんの活躍を見れば、現在うつ病で悩んでおられる方もさぞ勇気づけられることでしょう。

丸岡いずみさんの場合

日本テレビのアナウンサーとしておなじみの丸岡いずみさんも、うつ病を体験されています。丸岡さんは、過密スケジュールの中で東日本大震災の現地取材を続け、その惨状を目の当たりにするショックも手伝い、うつ病を発症されたそうです。

休養もろくにとらず、寝る間も惜しんで取材を続けるというハードなスケジュールだったといいます。うつ病にかかりやすい人は真面目人間で責任感も人一倍強いといわれますので、丸岡さんもそうした性格が災いしたのかもしれません。

丸岡さんは全ての仕事を休み、入院生活の中で本格的に治療に専念したことで、元気な状態に回復されたそうです。苦しい治療生活の中には、家族の支えもありました。無理に仕事を続けず、病院や家族の力も頼りにしたことが、比較的短期間での克服を可能にしたといえます。

これら芸能人の例を見ていえることは

ここでは3人の有名人の例をあげましたが、一ついえることは、「無理をせず治療に専念し、家族にも支えてもらえば短い期間で克服できる」ということです。そして、うつ病は不治の病ではなく、治療を続ければ必ず治るということでしょう。

丸岡さんの場合、武田さんや一茂さんと違い、完全休養して入院し、治療に専念。家族の看病も受けて今では元の状態に回復されました。2人との最大の違いは、完治までに要した期間です。10年の一茂さん、20年の武田さんに比べ、丸岡さんは数年の期間でうつ病を克服。やはり仕事を休んで治療に専念したことが大きな要因といえるでしょう。