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生活・人格の変化

うつ病にかかると、さまざまな症状から生活や人格にも変化が表れてきます。これらは本人が無自覚であることも多いため、家族など周りの人が気づいてあげたいものです。

「怠け者」と決めつける前に、以前との変化に注目しよう

生活・人格の変化 まずうつ病にかかると、何事にも積極性がなくなるため家にひきこもりがちになります。これまで明るく交際好きだった人も、人付き合いを避けるようになり、自然と対人関係が悪化していくことも少なくありません。

またうつ病では不眠も代表的な症状ですので、生活リズムが乱れやすいのも大きな特徴です。夜寝つけなかったり、夜間に何度も起きてしまったりするため、朝に起きられず不登校や欠勤が多くなります。
もともと、うつ病の症状は朝にもっとも悪化しやすいですので、いつまでもベッドから出てこない日が続く場合は注意したいものです。

さらにこれまで仕事をバリバリこなしてきた人が、急に集中力が低下したり、仕事が雑になったりすることもあります。また人の話もぼんやりと聞くなど、傍から見れば単に怠けていると思われがちです。

実際、学校や職場で「怠け者」の烙印を押されてしまううつ病患者さんは多く、それが症状をますます悪化させることにつながっています。その人がもともとそういう性格だったのか、それとも普段はまじめで頑張り屋だったのかをしっかりと見極める必要があるでしょう。

他者への攻撃性が強くなる「新型うつ」も

その他、人格の変化としては涙もろくなった、というのもよく見られるものです。精神的に不安定になっているため、ちょっとしたことでふさぎ込んだり泣いたりするようになります。

逆にイライラと落ち着かず、他人に対して攻撃的になる人もいます。基本的にうつ病では自分を責める方向に意識が向かいがちなため、他人に批判されても反論せず罪悪感を募らせるケースが多いのですが、特に最近増えてきた「新型うつ」では周囲への攻撃性がよく見られるといわれています。

ただし落ち込んでいる期間と攻撃に出る期間とがハッキリしている場合は、うつ病ではなく「躁うつ病」の可能性があります。これはうつ状態と躁状態を繰り返すもので、うつ状態になった時には躁状態の時の自分を嫌悪することもあります。

基本的にうつ病では、表情が暗くなった、反応が遅くなった、ぼんやりしていることが多くなった、という変化が顕著です。周囲にこのように性格が変わった人がいれば、心療内科や精神科の受診をすすめてみましょう。