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うつ病と法律・障害年金

うつ病は時間をかければ多くの人が良くなる疾患です。しかし、回復に手間取ったり、なかなか回復に至らなかったりというケースも存在します。そんなとき、忘れてはならないのが障害年金の存在です。

障害年金とは何か

障害年金 障害年金というのは、国民年金や厚生年金に加入している人が病気や事故で心身に障害を負ったときに受給の可能性がある年金のことです。簡単にいえば、障害で問題となるお金の心配を少しでも軽くすることができる年金の制度です。

障害年金には、国民年金加入者の障害基礎年金と厚生年金加入者の障害厚生年金があります。通常の年金で国民年金より厚生年金の方が受給額が多いことは誰でも知っていますね。障害年金でも、国民年金の障害基礎年金より厚生年金の障害厚生年金の方が受給側には有利です。なぜなら、障害厚生年金というのは障害基礎年金に厚生年金部分を上乗せしたものだからです。

障害基礎年金は障害の程度を1級と2級に分類しており、これに該当しない者には支給しません。一方、障害厚生年金では、1級と2級の下に3級があります。1・2級の障害の程度がある人の場合、基本的に働くのは無理な状態です。つまり、ほとんどの場合、国民年金だと働ける状態なら障害年金はもらえません。しかし、厚生年金ですと働ける状態でも3級に該当することがあります。

3級の認定を受けると、年額57万9700円以上の障害厚生年金が支給されます。
※平成26年11月現在

さらに、厚生年金の場合は障害手当金というものがあります。以下に日本年金機構のホームページに記載してある説明を引用します。

「初診日から5年以内に病気やケガが治り、障害厚生年金を受けるよりも軽い障害が残ったときには障害手当金(一時金)が支給されます。」
(以上、日本年金機構サイトより)

障害年金の申請要件・受給要件

障害年金の申請ができるのは、通常は初診日から1年6ヶ月が経過している場合です。また、初診日の時点で国民年金や厚生年金に加入していることが前提となります。

それに加えて、年金保険料の納付状況もかかわってきます。要約すると、初診日の属する月の前々月までの年金加入期間のうち、その3分の2以上の期間について保険料を支払っているか免除されていることが必要です。

ただし、初診日の時点で65歳未満の人の場合、初診日が属する月の前々月までの1年間に保険料が未納の部分がなければ保険料要件を満たします。

うつ病など精神科系における障害年金

さて、肝心のうつ病の場合の障害年金の認定基準ですが、極めてわかりやすくいえば次のようになっています。

・1級…1人では日常生活が不能の状態
・2級…日常生活に著しい制限があるか制限を加えるかの状態
・3級…労働に著しい制限を受けるか加えるかの障害を残すか、労働に制限を受けるか加えるかの障害を有する状態
・障害手当金…労働に制限を受けるか加えるかの障害を残す状態

もし、うつ病が長引いて困った場合は障害年金に該当するかを考えてみましょう。