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うつ病の症状、男と女でこうも違う

男と女は、脳の構造が違うため、思考方法や行動パターンにはっきりとその違いが見られます。そのため、うつ病に関してもその症状や罹患したときにとる行動、解決方法に違いが見られるという実態があります。

うつ病にかかったとき、男性と女性ではどのような違いがあるのでしょうか?また、男性にふさわしい、また女性にふさわしいといえる治療方法はあるのでしょうか?ここでは、素朴な疑問であるうつ病における男女の違いについて、解説します。

うつ病になったときの男性の特徴

男性 まず、男性がうつ病になったときに見られる主な症状や行動について説明します。一般的に男性の場合、うつ病の発見が女性より遅れるケースが目立ちます。これは、男性のほうが自分の症状について周囲に語りたがらない傾向があるためです。

男性は、自分の体に異変を感じても多少のことでは誰かに相談することはありません。家族にも打ち明けず、黙って通常の業務をこなす人が多いのです。そのため、女性よりうつ病の発見が遅れ、症状が重くなった段階で治療を受ける人が少なくありません。

また、うつ病になったにも関わらず、余計に仕事を頑張ろうとします。仕事に精を出せば、充実感も満足感も達成できて心の状態も解決するのではないか、という淡い希望を抱くのですが、休養を取らなければうつ状態は改善しません。男のプライドが早期発見の障害になっているといえるでしょう。

うつ病になったときの女性の特徴

一般的に、男性より女性のほうがうつ病にかかりやすいといわれます。その原因は女性ホルモンによる影響だといわれます。女性ホルモンが減少すると、心身のバランスが乱れ、情緒不安定になったり、気分の落ち込みやイライラを感じやすくなったりしてうつ病になりやすいのです。

また、うつ病になれば男性の場合、食欲が低下する傾向が高いのに比べ、女性は過食に走って不安定な気持ちを紛らそうとします。うつ病になった人で摂食障害の症状が見られる人は男性より女性のほうが多いということです。

気分の落ち込みや悩みを周囲に語りたがらない男性に比べ、女性は自分の抱える悩みを積極的に話そうとします。女性の場合、誰かに話して共感を持ってくれるだけで、感情の安定につながります。全体としてうつ病になる人は女性が多いですが、発見と治りが早いのは女性といえるでしょう。

男性のほうが最悪の結果を招きやすい

うつ病に対する向き合い方は、男女で違いが見られます。女性のほうがその現実を受入れ、治療に対して前向きに捉えるのに対し、男性はその現実を受け入れようとせず、逃げる傾向があるようです。

そのため、男性は病院へ行こうとせず、ますます仕事にのめり込み、結果症状を悪化させるケースが多いのですが、そのような男性の性質が関係してか、うつ病が原因で自殺するリスクも高いというデータがあります。

うつ病は心の障害ですので、心の有り様や性格、本人の心がけの問題などではありません。男性の場合、うつ病からくる症状を自分の不甲斐なさと結びつける向きがあるため、誰にもその症状を打ち明けず1人で抱え込み、最悪の手段、つまり自殺という方法でうつ病を解決しようとする人が多いようです。

うつ病は根性ではねのけられるものではありません。専門医の診断を受け、医学的な治療法が必要であることを認識し、体調に異変を感じたら迷わずしかるべき医療機関の診断を受けるようにしましょう。