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更年期はうつ病にかかりやすい?

年齢を重ねると、体力や気力も衰え、身体機能も低下します。いわゆる更年期障害というもので、これは女性だけでなく、男性にも例外なく起こりえる状態です。

更年期障害になると、うつ病にもかかりやすいといわれます。元来、年を取ると体のいろいろな機能が低下し、心身状態ももろくなってしまいます。更年期障害でなくとも、中年を迎えた人はうつ病を警戒する必要があるでしょう。

まだ心身が健康なうちに、対策を立て、厄介な病気を防止することが大事です。ここでは、うつ病対策の一貫として、更年期障害とうつ病の関係についてご説明します。

更年期障害とは

更年期障害 若くて元気な人でも、それ相応に年齢を重ねれば徐々に体力も衰え、気力も低下し、体の状態も悪いところが幾つも見つかるなど、病のリスクを抱えます。よくいわれる更年期障害もまた、加齢に伴い心身の状態に異常が見られる症状をさしていいます。

年を取ると、ホルモンバランスが乱れ、その結果、内蔵機能の低下、肌の状態の悪化といった現象がおきます。冷え性やむくみ、肩の凝りなどの症状に悩まされる更年期の女性は多いでしょう。

更年期障害の主な症状は、全身の倦怠感、肩こり腰痛、頭痛、肌の冷え、ほてりやのぼせといったものです。これに加え、うつ症状や不眠といった状態も引き起こすので、うつ病との関連がたびたび指摘されるのです。

更年期障害のうつ

先述の通り、更年期障害の主な原因は、男女問わずホルモン分泌の低下です。加齢に伴いホルモン分泌の働きが弱くなりますので、健全な身体機能を保つことが難しくなってしまうのです。

更年期障害で誘発するうつ病は、こうしたホルモン欠乏が原因とも考えられます。男性の場合はテストステロンと呼ばれる男性ホルモンの欠乏です。このテストステロンが足りなくなるとうつ病にかかりやすくなるだけでなく、EDなどの深刻な性機能不全の原因ともなります。

うつ病になる原因は過度のストレスや生活習慣の乱れなど、環境的な要素が深く結びつく可能性もありますが、ホルモンバランスの乱れという更年期特有の症状も関わっている事実は無視できないでしょう。

更年期うつの治療法

うつ病患者の治療法として、抗うつ剤を使用した薬の治療がよくいわれます。更年期障害とともにうつ病を併発した場合、最も有効なのはホルモン補充療法です。ホルモンを外部から補充することで、ホルモンの分泌を活発にし、心身の機能の正常化を試みる治療法です。

しかし、更年期障害でも、ストレスや生活習慣の乱れから起きるうつ病もありますので、この場合は抗うつ薬が有効な治療といえるでしょう。この両者は明確に区別するのが難しいため、二つの方法を試して効果のほどを見極めるといった治療も行われます。

気をつけたい更年期の怖さ

誰でも、年を取ることは避けられません。しかし、年を重ね老いる未来は予測できますので、対策を取ることは可能です。個人差はあれど、老化に伴いホルモンが減少することは自然現象ともいえます。日頃からホルモン分泌に効果のある食事や運動を心がけるようにしましょう。

ホルモンの活性化は、更年期やうつ病対策だけでなく、EDなどの性機能障害の予防対策にもなります。いつまでも若々しい生活を続けたいのであれば、体内のホルモンを大事にしていきたいですね。