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うつ病と精神病の違いについて

とても身近な病気として認知されているうつ病。たとえ元気に仕事を頑張っている人でも、ストレス社会に生きる私たちにとって、決し他人事ではない心の疾患ともいえます。そう、うつ病は誰がかかってもおかしくないリスクが存在するのです。 うつ病と同じく、心に関する病として、精神病というのがあります。具体的な病名でいうと統合失調症です。この両者の違いはどこにあるのでしょうか?具体的な症例などを比較して、分かりやすくご説明します。

二大「心の病」

ああああ 心の病として代表的なもの、それがうつ病と、統合失調症です。どちらも心に関係する障害や欠陥を抱え、生活上いろいろな支障を抱え、悩まされます。

統合失調症が精神病といわれるのに対し、うつ病は「精神障害」という表現がなされます。しかし、うつ病の中にも病気と認定されるものもあり、その線引きは難しいといえるのが実情です。またうつ病が重症となって統合失調症に発展するケースも考えられ、見極めが難しい場合もあります。

統合失調症とは

うつ病に比べ、耳なじみのない病名ともいえる統合失調症。軽度のうつ症状だと病気だとは認められない場合もありますが、統合失調症は立派な精神病として、精神科医の診断を受け、専門の治療が必要となってきます。

統合失調症で見られる代表的な症状は、幻覚、幻聴、妄想などです。これらの症状は放置しておくと危険で、入院などの緊急処置を行うケースがほとんどです。

また、通常の精神状態では見られないパニック症状や挙動不審な言動、強い自殺願望なども特徴です。うつ病と診断されても症状の度合いによっては日常の生活に支障を来しませんが、統合失調症の場合、普通の生活を送ることも困難とされ、早急な治療を施す必要があります。

状態の比較で見るうつ病と統合失調症

うつ病と統合失調症では、同じ心の疾患といえ、状態や症状、反応、行動パターンなどにさまざまな違いが見られます。その代表的なものを列挙します。 ・ストレス うつ病…感じやすい 統合失調症…感じない

・疲労感
うつ病…感じやすい 統合失調症…感じにくい

・トラウマ
うつ病…ない 統合失調症…高い確率でとらわれる

・フラッシュバック
うつ病…ない 統合失調症…高い確率で起きる

・社会不安障害
うつ病…起きにくい 統合失調症…高い確率で起きる

これらの比較で分かることは、うつ病に見られる症状は、健常者でもごく普通に見られるものです。これに対し、統合失調症で確認される状態は、幻覚や幻聴もそうですが、普通の日常生活ではほとんど縁のないのばかりです。統合失調症の人は、精神状態がかなり異常で極度に悪化しているといえます。

うつ病から統合失調症にならないために

うつ病でも、進行して状態が悪化すると、重度のうつと診断され、幻覚や幻聴、パニック障害など、統合失調症に見られる症状が多発する場合があります。軽度のうつ病でも、放置すれば統合失調症に進行する危険性を認識しなければなりません。

うつ病の人は基本的に、真面目で頑張り屋さんといわれます。軽い症状だと仕事を休まず通常の生活を送る人がいますが、目に見えないところで状態が悪化する危険性もあります。うつ病と診断されたら、なるべく休養を取って治療に専念することをおすすめします。