HOME → うつ病の治療法 → 薬を使わないうつ病治療

薬を使わないうつ病治療

うつ病治療では抗うつ薬などの薬物治療が基本となりますが、必要に応じてカウンセリングや認知行動療法などの心理的なアプローチがおこなわれることもあります。 また読書療法や音楽療法、運動療法なども一定の効果があるとして注目されています。

カウンセリングや認知行動療法による治療

うつ病治療 たとえばうつ病を発症するきっかけとして、大切な人との死別や失業、何らかのストレスが関わっている場合があります。抗うつ薬などの薬物治療では、脳内の神経伝達物質を増やすことで気分の安定をはかりますが、うつの原因となった出来事までは変えることができません。

そこで、こうした出来事やストレスについて専門家が向き合い、患者さんの話をじっくりと聞きながら根本的な支援をおこなうカウンセリングなどが広く活用されています。

特に軽度~中程度の段階にあるうつ病には、心理的なアプローチで抗うつ薬に引けを取らないほどの効果が期待できるとされています。もちろん副作用もありませんし、長期的に見れば薬物治療のみの場合と比べ、再発率も低くなるとのデータもあります。 中には、薬物治療はおこなわず、心理療法だけでうつが改善したケースも少なくありません。

カウンセリングのほかに、認知行動療法という「ストレスに対処できる心づくり」を目的とした方法もあります。人によっては、誤った物の考え方が抑うつ状態につながっている場合もあるため、本人に気づきを与え、正しい認知へと導くことを目指します。

読書や音楽、運動でうつ病を改善

他にも変わったアプローチとして「読書療法」があります。重症化している患者さんの場合、読書すらできないこともありますが、そうでない場合は一定の効果が期待できるとされています。

読む本はうつ病に関連したものから、普通のエッセイや小説、実用本までさまざまです。大切なのは本を読んでいくうちに患者さんが何らかの気づきを得たり、本の世界に没頭することで気分が変わったりすることだといえます。

読書は一人でマイペースにすることもあれば、カウンセラーから課題図書のような形で指示され、それについてカウンセリングの場で話し合うという形もあり得ます。日本では今ひとつまだ浸透していないのですが、海外ではわりと広まっている治療法の1つです。

他にも、音楽療法や運動療法など、さまざまなアプローチが存在します。音楽療法では特にモーツァルトの音楽が、免疫力を高めてリラックスをうながす効果があるとして注目されています。

また運動療法はストレスの解消が主な目的ですが、無理をすると逆にストレスになってしまいますので、ある程度回復してからおこなうことが一般的です。